ACUPUNCTURE鍼灸について

鍼(はり)

鍼は「調気」「調神」ができるもの

まず「調気」を簡単に説明します。

「調気」とは、身体の有形物体である、血液、神経伝達物質、リンパ、内分泌ホルモンなどをバランス良く循環させることを意味します。

人の体は、循環がとまれば死んでしまいます。多くの病は、循環のバランスが崩れることから機能が落ち、発症します。人体の組織、内蔵器官などが正常に機能するには、各細胞から成る組織の循環機能がとても重要です。肩こり、首こりなどを耳にすることが多いと思いますが、"こり"というのは、ある一箇所の循環、流れが悪くなり、時間と共に触っても分かる様な形に表れるのです。こりができれば、その部分だけではなく、周りの関連している機能まで影響されます。例えば、肩こりにより目が疲れやすい、頭痛がするなどが考えられます。

それ以外に、血管のつまり、リンパの流れ、内分泌ホルモン、神経のみだれなどから発症する疾患が多くあります。鍼は人体の循環バランスを良くすることに優れているため、循環バランスの不調による様々な疾患をお持ちの方には、とても良いのです。

東洋医学の理論である経絡とツボは、人体の循環乱れに赤信号の様に反応します。

どの部分が乱れて、どの部分に詰まりがあるのかの判断ができます。そこに鍼の刺激を与え、症状を治したり、他の症状が発症する前に防いだりすることができます。

 

つづいて「調神」についてです。

「調神」とは、意識、メンタル的な面を整えることを意味します。

喜怒哀楽の感情は私達の体に直接影響を与えます。ずっと緊張したり、心配したり、我慢したりすると、今度は心から身体に症状が表れます。精神の乱れからきた原因不明の痛みなども、この「調神」と関係が深いです。このように、身体が原因ではなく、精神の乱れからくる痛みも多くあります。

感情の乱れは、身体の機能に影響し、時間と共に様々な不調を生じさせます。

癌などもその1つです。感情、あるいは精神の乱れは、身体に症状が表れやすく、身体だけではなく精神も整える事がとても大切です。

 

鍼を用いた治療

鍼と呼ばれる専用の治療具を用い、身体の表面、主に経穴(ツボ)にあたる部位に治療を施し、症状を改善します。

鍼を刺すことで「痛い、恐い」と思われる方も多いようですが、治療に用いる鍼は一般的には直径0.2mmと毛髪ほどの太さしかありません。また、習熟した技術により、瞬間的に皮膚を通過させてしまうので、ほとんど痛みを感じません。

一度治療を受けてみると、「なんだ、あんなに心配したのに...」と多くの方がおっしゃいます。

当院が使用している直径0.2mmの鍼です。


 

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