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線維筋痛症【痛みの仕組みに鍼灸は?】

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本題に入る前に、痛みの仕組みに関して簡単に復習しましょう。何かの原因により身体に痛みが現れた時は、 その痛みが脳に伝わり、一次中枢である視床で最終の神経細胞に置き換わり、大脳の感覚領野で痛みの部位や 強さを認識するという仕組みです。

そして、脳は痛みを強くしたりする物質の働きを抑えることが出来ます。 つまり、痛みを抑制することが可能であり、その抑制できる仕組みを 2 つに分けることが出来ます。

1 つはエ ンドルフィンなど内因性オピオイド(モルヒネ)を介するシステムです。もう1 つはセロトニン、ノルアドレナリ ンを介するシステムがあります。 よく一般的に痛みを抑えるために鎮痛薬が使用されますが、鎮痛薬は内因性オピオイドを介する仕組みを利用 したものです。例えば、戦争の映画などで見ることができますが、負傷により脚が折れたりするとモルヒネを 使用し、鎮痛をはかります。

しかし、線維筋痛症の痛みには内因性オピオイドを介する鎮痛薬はほとんど効果がないと言われています。効 果があるのは、セロトニン、ノルアドレナリンの仕組みを介する抗うつ薬や抗痙攣(けいれん)薬であると言われ ています。そのため、モルヒネや非ステロイド系抗炎症薬、さらに副腎皮質ステロイドを大量に使用しても、 痛みから解放されることは難しいと言われています。

もう 1 つの鎮痛で可能な理論として、ゲートコントロール理論があります。これは、脳に伝える神経線維をブ ロックする仕組みのことですが、このゲートコントロールは人の感情や気分などに大きく影響されています。

例えば、幼児が転んで頭を打った時、母親が痛い部分をさすると泣きやみ、笑顔になったりすることがありま す。感情や気分により痛み刺激を抑制させるゲートコントロールを介して、痛みが緩和されるというものです。

実際、線維筋痛症の治療で、皮膚を通じた電気刺激により、治療効果が得られたという報告があります。 内因性鎮の痛物質であるセロトニン、ノルアドレナリン、そして、ゲートコントロール理論からみた線維筋痛 症の治療法などは多くの患者さんの苦痛を解決しています。以上、鎮痛の仕組みのポイントを簡略的にまと めてみました。

おそらく、鍼灸における鎮痛科学機序を勉強された方はすぐに理解できたと思います。

鍼灸界の鎮痛可能である科学的根拠を世界に発表してから長年経過しており、線維筋痛症学会では、常に鍼灸 治療のエビデンスが発表されています。鍼灸は皮膚を介して行う治療であるため、特定されている経穴(ツボ)に 鍼灸刺激を行うことで、セロトニンやノルアドレナリンの分泌は活性化され、さらにゲートコントロールが影 響されることにより、鎮痛効果が得られると考えられます。

私も、線維筋痛症患者さんを治療させて頂く機会が多くあります。当院で治療を継続されている方々の多くに 改善が認められています。痛みだけではなく、随伴症状も改善されることが少なくありませんので、是非、鍼 灸治療院で治療を受けてみることをお勧めします。 まだ書いておりませんが、東洋医学の視点から痛みのコントロールについて、今後話したいと思います。

それ では、今日はここまでにしたいと思います。

次回を楽しみにしてください。

禹^^

 

久心康 | 池袋の鍼灸院 久心康

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