Author Archives: kyushinkou
熱中症予防

猛暑日が続く炎天下、これから過ごしづらいと思いますが、皆さんが熱中症にならない様に予防方法を共有したいと思います。
室外と室内の熱中症があると思いますが、まずは室外の話をさせて頂きます。気温が高いことが問題ですが、何より直接日差しが頭に当たらない様にすることです。人の身体の中で一番温度が高い、そして熱が集まりやすい部位は頭です。だから大人で発熱した時に40度超えると危険なので場合によっては解熱剤が必要になります。頭を守って脳炎にならない様にするためです。室外の熱中症は外部からの熱刺激が頭に当たり過ぎてなるため、頭の熱を下げる様にすると良いです。
※注意事項
夏になるとアイスのタオルの様な物を首の後ろにして外で歩く人を見かけます。また、事務所でもそうして体温調整をする方、寝ている時に熱いから冷やす効果のある枕を使って寝るなど、本当にお願いしますが、頸の後ろは全身を温める大切なツボがあります。熱中症になって気持ち悪く意識にも影響があるレベルなら冷やして緊急処置として活用すると良いです。人は起きている時には身体を冷えから守る力があるため、冷えに対して防げることがある程度できますが、寝ている時には完全無防備ですから頸の後ろを冷やすという行為は絶対にやめてください。あとあと大変な症状が現れますから。
対策法は長い時間お日様から照らされないことデです。もし30分以上あったら、室内や日陰のところに移動しましょう。一気に冷やすことは良くないので徐々にに下がる様にして頂きたいですが、たいていの方は冷たい水、アイスクリーム、ビール、炭酸、冷え冷えの果物をとります。一時的に早く熱い体を冷やす効果はあります。しかし、胃腸は傷つくことになります。ですから、昼間はアイスの飲み物を摂取したら、夜のお食事はスパイシーな内容に温かい鍋料理などをおすすめします。それによって胃腸を養えます。
仕事場は団体ですから自分に合わせられないため寒い環境になりがちです。冷えやすい人は事務所にに長袖を
次は室内熱中症です。
室内の温度や湿度の調整が上手くできないと身体は体内温度と湿度の調整ができずにバランスを失って熱中症になります。空調、扇風機、窓を開けて風通しを良くすることが大事です。そして、口に冷えの食べ物や飲み物をすると夏に適応しずら身体になりますから、なるべく常温の物にして頂きたいです。
仕事場は皆んながいる場所だから中々自分に合わせて温度調整ができないからたいていは寒い環境です。冷えやすい人は長袖を用意しておくとよいです。飲み物は絶対、常温か温かいものにしましょう。
食べ物と飲み物をこれだけ常温と温かい物が良いと言う理由は、日本に住んでいる私達の身体に合うからです。アメリカの方はもともと身体に熱が多い特徴から冷やすても耐えられますが、私達はその習慣をそのまま取り入れると壊れやすくなります。体温調整をするために、または熱のバランスを取るためには胃腸を傷つけると温度調整が上手くできなくなります。それて、熱はすぐにこもって逃げ場がなくなり、胸から頭が先に反応するから冷たい物が欲しくなります。そして、胃腸を傷つけ、温度調整が下手になり、熱がこもり、冷たい物が欲しくなりと言う悪循環をするわけです。
これだけではなく、夏に冷え物を取りすぎるとその冷えは残り、秋や冬に悪さをします。風になりやすい、咳がとまらない、手足が冷えやすく、お腹かわしやすい、皮膚に発疹がでたり、鼻のアレルギー、食べ物のアレルギー(平気だった食べ物でも後でなる)など色んな形で現れます。
「夏病冬治、冬病夏治」という名言がある様に、秋冬にあった冷えが元になって現れた不調は夏に治療すると治りやすい。つまり、夏には身体の中にある古い冷えを外に出すチャンスなわけですからその力を利用して良くするとの意味です。なのに、空調や食べ物で冷やすと、冷えはまた積もって身体を壊すことになるなんて可哀そうではありませんか。
「温故知新」は私達の地域、気候、体質に合うものは残して、新しいものは慎重に取り入れ私達に合う形にしてよかったら継承したら良いのではないでしょうか。メディアに流されないで勉強して自分の身体と家族の健康を守りましょう。
以上、夏の熱中症対策法でした。
一年ぶりの投稿で申し訳ありません。
また、次回を楽しみにしてください。^^
日付: 2023年7月12日 カテゴリ:医院ブログ
8月の休診お知らせ
2月の診療お知らせ
2月の診療状況をお知らせいたします。
2月23は診療致します。
2月11日、2月25日は休診をさせて頂きます。
ご了承の程宜しくお願いいたします。
第4回養生セミナー
皆さんこんにちは、次は4回目のセミナーになります。4回目のセミナーを最後に今回の1年間のセミナーは終わりとなります。皆さんのご参加をお待ちしております。

日付: 2022年11月30日 カテゴリ:お知らせ
年末年始の休診お知らせ
年末年始の休診お知らせをさせていただきます。
12/11
12/31〜(R5)1/3
以上の期間は休診をさせていただきます。
1/4(水曜日)〜診療を開始いたします。
ご了承のほどよろしくお願いいたします。
日付: 2022年11月24日 カテゴリ:未分類
8月の診療お知らせ
卵(タマゴ)

日本に長年暮らして思ったことが1つあります。
日本の食文化にはタマゴ料理が非常に多い印象がありました。食べ方も様々で、タマゴの種類、安全安心な食べ方、その消費量をみて日本の方のタマゴ愛に私はおどろいたのです。
今日は鶏の卵(タマゴ)に関して話してみたいと思います。
中医学ではタマゴを「鶏子」といいます。味は甘、性質は微寒。栄養価値が非常に高い食べ物、少しの冷えを持っています。中医学では、鶏子をさらに鶏子白と鶏子黄に分けます。
「鶏子白」は白身を意味しますが、性質は冷えます。潤肺利咽、清熱解毒、火傷によいとされます。
幼い頃外で遊んで転んだりしてあざになると、祖母がタマゴの白身と小麦粉を混ぜて塗ってくれたことが思い出します。その時は田舎ですから診療所もなく祖母が唯一の頼りでした。日本では民間療法というでしょう。捻挫やあざになったときに炎症がおこって熱がこもるため腫れてきます。タマゴの白身は冷え性ですからその腫れを抑える効能があり、今で言えばアイシングのことでしょう。今考えると祖母のやり方は理にかなっているなと思います。
以外にも歌を歌う人は声帯を良く使うため、喉が痛くなったりかすれることがありますが、その時はタマゴの白身を生で食べると効果があります。私は小さい頃朗読の大会に出る前はタマゴをお湯で溶かして飲んだことがあります。
次はタマゴの黄身ですが中医学では「鶏子黄」といいます。性質は微寒、滋陰潤燥、心煩不得眠などの効果があります。
夜胸の周りがモヤモヤして眠れない時に黄身をお湯に溶かして飲むと落ち着きます。疲れて喉が痛くなる時、夜になると喉渇いてほてりがあるときも使えます。漢方の中にもタマゴの黄身を漢方を煎じ出した最後に溶かして服用するものもあります。日本ではお雑煮が似ているでしょう。
以上のように、タマゴは白身と黄身で使い方は少し変わりますが、どれもその性質は冷えであるからこそ、熱のためにつらい身体を冷やして潤して良くすることができると考えられます。タマゴはゆで、焼き、生、色々な食べ方がありますが、タマゴの本来の効能を最大に活かすのは生とお湯に溶かす方法です。
結論はタマゴは性質が冷えです。毎日食べたりすると人によっては消化しきれず体内に残ってアレルギーの原因になることがあります。栄養の濃いものですから頻繁に食べると消化できず蓄積して、高コレステロール、痛風、食積になったりします。簡単に言うと毒がたまって体調を悪くする原因になるとのことです。
タマゴは非常に良いものですが食べ過ぎは宜しくない!物には良い悪いない、過ぎたものは害を呼びます。
「物無美悪、過則為災」
今日はここまでにしたいと思います。
また次回を楽しみにしてください。
禹^^