Author Archives: kyushinkou
養生百科【元気と健康】②
今日は、東洋医学からみる「健康」の漢字を紹介してみたいと思います。
「健康」は二つの意味から成り立っています。「健」の字は、イ(にんべん:人 偏)に建と書きます。建の字は建築の建や、鍵、アキレス腱など、固くて丈夫、力 があることを表します。ですから、健康の「健」は力があるということになり ます。東洋医学では気が足りることによって力が出ると考えます。つまり、 「健」 は丈夫であることを意味します。
「康」は五つの道路が全て、スムーズに通っている状態を表します。昔から、 発展のためには、道路を作ることが大切であると言われてきました。交通が便 利になると、物流は発達し、人との交流が盛んになり、町が豊かになります。
いくら、町中の資源が豊かにあったとしても、外界との交流がなければ、町そ のものとしては豊かにはなれません。身体も同様で、いくら丈夫であっても循 環が悪ければ、いつかは病気になるに違いないと東洋医学では考えます。
人の身体は、気が足りて、力があり、循環することが順調であれば「健 康」であるというのです。皆さん、健康の意味が少しお分かりになりましたで しょうか。
今日は、ここまでにしたいと思います。また、次回を楽しみにしてください。
禹^^
【2月】の診療状況
2月の診療状況をお知らせ致します。
以下の図でご確認ください。
※青色は終日診療です
※緑色は午後のみ診療です
※赤色は休診日です
宜しくお願い致します。
【1月】の診療状況
1月の診療状況をお知らせ致します。
以下の図でご確認ください。
※青色は終日診療です
※緑色は午後のみ診療です
※赤色は休診日です
宜しくお願い致します。
日付: 2018年12月19日 カテゴリ:お知らせ
養生百科【元気と健康】①
皆さんの「元気」と「健康」のイメージは何でしょうか。今日は、東洋医学からみる「元気」の漢字から紹介してみたいと思います。
「健康」というと、まず元気という言葉が先に浮かびますが、元気だったら健康なんじゃないのと思う人も多いでしょう。中国では日常会話の中で元気という言葉を使うことはありませんが、中国医学の専門用語になっています。日本では挨拶用語として、お元気ですかと良く使われていますが、実は東洋医学との深い結びつきがあるのです。東洋医学でいう元気とは、人の生命を維持する大元のエネルギーのことをいいます。つまり、元気が足りないと、疲れや病気になりやすかったり、元気が消耗しきったら生命も終わると考えます。丹田という言葉を聞いたことがあると思いますが、おへその下の部分をいいます。丹田というところにこの「元気」を蓄えているのです。
この元気が元にあることによって、摂取する食べ物を自分のエネルギーや栄養に変え、生命を維持するということになります。ですから、お元気ですかという挨拶は、元の気がありますかのお訪ねの言葉になるのです。非常に美しい挨拶であります。どの国も挨拶の言葉がありますが、日本のように東洋医学との深い意味まで含まれていることは少ないのではないかと思います。これからの日常生活で、「元気」という言葉の意味を理解して使われると気持ちがより伝わるのではないでしょうか。
今日は、ここまでにしたいと思います。
次回は「健康」に関して話します。楽しみにしてください。
禹^^
日付: 2018年12月7日 カテゴリ:医院ブログ, 養生豆知識
【12月】の診療状況
12月の診療状況をお知らせ致します。
以下の図でご確認ください。
※青色は終日診療です
※緑色は午後のみ診療です
※赤色は休診日です
ご了承の程よろしくお願い致します。
日付: 2018年11月16日 カテゴリ:お知らせ
百談「指一本の力」
今日は、自然治癒力と指一本の話をしたいと思います。
家族、友達、同僚、どの方もあらゆる環境の中で人を救ったことがあるかと思います。例えば、人が階段を登るときに後ろで、軽く指を重ねるだけで相手がスーッと登りやすくなることは皆んな経験したことあるでしょう。
または、筋肉のトレーニングをする人に、もうこれ以上持ち上げられない、もう無理だという時に指一本軽く支えるだけでスーッと持ち上げられたりすることができます。更にいうと、周りに居るだけで、相手はより頑張ることができたり、「頑張ってるね」、または、「大丈夫?」といった言葉をかけてあげるだけで、前に進んだり、やる気が出たりします。
努力している人や、立ち上がろうとする人にはちょっとの手助けをするだけで人は助かり、成長したりします。まさに、医療も同様で、人の治癒力は指一本の力で左右されます。患者は治ろうとする身と治したいという心を持つことで、治癒力は頑張ってくれます。そして、医療人は指一本で手当てをすることで、病は治っていくものだと私は考えています。今日はここまでにしたいと思います。
また、次回を楽しみにしてください。
禹^^
日付: 2018年11月9日 カテゴリ:医院ブログ, 養生豆知識
【11月】の診療状況
11月の診療状況をお知らせ致します。
11/1(木)〜11/17(土)期間は月、火、水が休診です。
11/18(日)〜11/30(金)期間は月、火が休診です。
11/3(土)・11/23(金)は休診です。
ご了承のほど宜しくお願い致します。
日付: 2018年10月25日 カテゴリ:お知らせ
養生百科「良い生活習慣」②
前 回 は「良 い生 活 習 慣 」、「リズム」に関 して、話 しました。今 日 はその続 きを話 したい と思 います。 朝 、昼 、夜 のリズムのある生 活 習 慣 の上 で、更 に必 要 なのは「量 」です。「量 」とは「~過 ぎ ないこと」を意 味 しますが、具 体 的 は多 すぎず、少 なすぎずのことです。飲 食 、労 働 、睡眠についても、過度であることは良 くないのです。
日 本 でも良 く腹 八 分 の話 がある様 に、身 は八 分 で負 担 が少 なく消 化 しやすいことに対 し、 気 持 ちはまだ欲 しいわけです。ここで重 要 なのは身 と気 持 ちは満 足 の差 があるとのことで す。そのときは、「心 」を信 じるよりは「身 」を信 じた方 が、身 体 は養 いやすいでしょう。 朝 と昼 を抜 いて、夜 にまとめて食 べたら、それは美 味 しくてたまらないでしょうけれども、その状 態 で「量 」を調 整 することは不可能 なのです。
どういうことかというと、人 には基 本 的 に六 つの「欲 」があります。人 が生 きるのに、必 要 最 低 限 の欲 があり、その欲 は満 たされる必 要 があリます。ですが、そのバランス を調 整 する ことが非 常 に難 しいのです。ですから、不 必 要 な「欲 」を減 らすためには、リズムの良 い生 活 習 慣 が一 番 良 いかと考 えます。
人 は欲 に弱 い「心 」を持っており、しっかり とした自 分 の生 活 習 慣 の軸 がないと「欲 」が増 え、「量 」の調 整 が難 しくなり、身 も心 も 崩 れやすくなります。大 体 の人 はこの弱 さに負 け、自 分 の身 を悪 くしてしまいます。
つまり、「リズム」が崩 れたときに影 響 されやすいのは「欲 」なのです。ですから、「量 」 の調 整 は異 常 な欲 を増 やさないことが前 提 であり、まず「リズム」を保 つことが重 要 なの です。それができた上 での「量 」の調 整 になると考 えます。
今 日 はここまでにしたいと思 います。
次 回 を楽 しみにしてください。
禹 ^^
日付: 2018年10月9日 カテゴリ:医院ブログ, 養生豆知識