院長ブログ
第4回養生セミナー
皆さんこんにちは、次は4回目のセミナーになります。4回目のセミナーを最後に今回の1年間のセミナーは終わりとなります。皆さんのご参加をお待ちしております。
日付: 2022年11月30日 カテゴリ:お知らせ
年末年始の休診お知らせ
年末年始の休診お知らせをさせていただきます。
12/11
12/31〜(R5)1/3
以上の期間は休診をさせていただきます。
1/4(水曜日)〜診療を開始いたします。
ご了承のほどよろしくお願いいたします。
日付: 2022年11月24日 カテゴリ:未分類
8月の診療お知らせ
卵(タマゴ)
日本に長年暮らして思ったことが1つあります。
日本の食文化にはタマゴ料理が非常に多い印象がありました。食べ方も様々で、タマゴの種類、安全安心な食べ方、その消費量をみて日本の方のタマゴ愛に私はおどろいたのです。
今日は鶏の卵(タマゴ)に関して話してみたいと思います。
中医学ではタマゴを「鶏子」といいます。味は甘、性質は微寒。栄養価値が非常に高い食べ物、少しの冷えを持っています。中医学では、鶏子をさらに鶏子白と鶏子黄に分けます。
「鶏子白」は白身を意味しますが、性質は冷えます。潤肺利咽、清熱解毒、火傷によいとされます。
幼い頃外で遊んで転んだりしてあざになると、祖母がタマゴの白身と小麦粉を混ぜて塗ってくれたことが思い出します。その時は田舎ですから診療所もなく祖母が唯一の頼りでした。日本では民間療法というでしょう。捻挫やあざになったときに炎症がおこって熱がこもるため腫れてきます。タマゴの白身は冷え性ですからその腫れを抑える効能があり、今で言えばアイシングのことでしょう。今考えると祖母のやり方は理にかなっているなと思います。
以外にも歌を歌う人は声帯を良く使うため、喉が痛くなったりかすれることがありますが、その時はタマゴの白身を生で食べると効果があります。私は小さい頃朗読の大会に出る前はタマゴをお湯で溶かして飲んだことがあります。
次はタマゴの黄身ですが中医学では「鶏子黄」といいます。性質は微寒、滋陰潤燥、心煩不得眠などの効果があります。
夜胸の周りがモヤモヤして眠れない時に黄身をお湯に溶かして飲むと落ち着きます。疲れて喉が痛くなる時、夜になると喉渇いてほてりがあるときも使えます。漢方の中にもタマゴの黄身を漢方を煎じ出した最後に溶かして服用するものもあります。日本ではお雑煮が似ているでしょう。
以上のように、タマゴは白身と黄身で使い方は少し変わりますが、どれもその性質は冷えであるからこそ、熱のためにつらい身体を冷やして潤して良くすることができると考えられます。タマゴはゆで、焼き、生、色々な食べ方がありますが、タマゴの本来の効能を最大に活かすのは生とお湯に溶かす方法です。
結論はタマゴは性質が冷えです。毎日食べたりすると人によっては消化しきれず体内に残ってアレルギーの原因になることがあります。栄養の濃いものですから頻繁に食べると消化できず蓄積して、高コレステロール、痛風、食積になったりします。簡単に言うと毒がたまって体調を悪くする原因になるとのことです。
タマゴは非常に良いものですが食べ過ぎは宜しくない!物には良い悪いない、過ぎたものは害を呼びます。
「物無美悪、過則為災」
今日はここまでにしたいと思います。
また次回を楽しみにしてください。
禹^^
ウ先生のセミナー②
セミナーのご参加ありがとうございます。7/10の参加人数は満員となりましたので、参加できなかった方はまた次回の企画をお待ちください。
宜しくお願いいたします。
日付: 2022年5月17日 カテゴリ:お知らせ
ゴールデンウィークの休み
牛乳
今日は牛乳の話をしてみたいと思います。
牛乳の栄養価値は言うまでもないです。高蛋白質、カルシウムがその価値を決めるでしょう。気軽く手間がかからないため、その便利さで皆さんは愛用しているでしょう。病院でもお医者さんが骨をよくするため、骨粗鬆症の予防としておすすめすることも少なくないでしょう。私は日本に10年以上暮らしながら、皆さんの食卓に興味深く色んなことを栄養士、管理栄養士、医師、主婦から教えて頂きました。幼稚園の子供から高齢者まで牛乳を飲んでいる方は非常に多いと感じました。
今日は牛乳をやめてください、牛乳は良くない!と言う話をするのではなく、牛乳の栄養価値をより上手に使うことを一緒に勉強していきたいと思います。
「物無美悪、過則為災」と言う言葉があります。
物には良い悪い無し、必要以上に取り過ぎることが問題であるとの意味です。
東洋医学では牛乳の性質を「寒」、味は「甘」といいます。牛乳は冷える飲み物であります。
漢方では「牛乳」といい、補虚弱、反胃噎膈、贏痩、潤腸下気などの効能があります。
子供が痩せていたり、虚弱の人が飲むと気血になり身体が大きくなるといいます。胃が弱く吐き気や胃に炎症があって痛む時に飲むと吐き気や痛みを抑えられます。腸にも熱がこもって便秘になる人は飲むと改善できますが、どんな便秘でも良いわけでは無いです。また、虚熱といい潤いが足りなく微熱や乾燥、ほてり、イライラの時も使えます。
以上の様に牛乳は身体が虚弱している子供や病後の虚弱の人に使う以外は毎日飲むものではないです。
牛乳アレルギーなどよくありますが、アレルギー現れなくても実は牛乳の寒性の毒は身体に残り、後々悪さをします。花粉、軟便、下痢、湿疹、イビキ、睡眠中の無呼吸など、牛乳の冷えが色んな症状につながります。
ですから、牛乳は毎日飲まない方が良いです。週1、2度くらいは良いと思います。カルシウム、タンパク質のために飲むなら代わりのものを食べてください。納豆、豆腐、シラス、魚、肉に十分あります。
私のおすすめは18歳前には牛乳をやめることです。私たちの胃腸の温度は18歳以降になると冷えていきますので、早く冷えてしまわない様に気をつけることです。腸の温度が下がると私たちの免疫は異常反応が出ます。それがアレルギーです。前はなかったがいつからかはえび、カニ、卵、小麦などに反応し、花粉症、イボも良く現れる方が多くいらっしゃいます。日本は湿気と冷えが多いため、より以上の様な症状が悪くなりやすいので腸の温度を下げないようにケアしましょう。
60歳以降の方は他の食事でバランスを考えて養ってください。牛乳の飲み過ぎは手足の冷え、夜間頻尿、浮腫みになることがよくありますので気をつけましょう。
完全に飲まないでくださいの意味ではなく、飲む量と頻度を注意しましょうとのことですから、上手に使えば薬にもなります。
今日はここまでにしたいと思います。
また、次回を楽しみにしてください。
禹^^
日付: 2022年2月11日 カテゴリ:医院ブログ, 養生豆知識